医療法人タピック沖縄リハビリテーション病院 本館(沖縄市)改修工事が竣工
2020年12月25日、医療法人社団タピック様の沖縄リハビリテーションセンター病院本館(既存改修)が無事竣工を迎えました。これにより、2020年5月に既に竣工を迎えた新館(増築)と介護老人保健施設亀の里と合わせて、タピック様が提唱される「こころとからだのリハビリテーション」構想が、世界最大級の総合リハビリテーション施設として具現化されました。
本事業において当社は元請けとして、各協力企業様との連携を図りながら、新館増築工事と本館改修工事の基本設計、実施設計、施工を担当。2017年6月から基本設計を始め、新館工事は2019年4月から、本館工事は2019年7月から開始し、約3年半で全ての施設の竣工を迎え、無事お客様に引渡しさせて頂くことができました。
新館は、院内セントラルキッチン、回復期リハビリテーション病棟(199床)、地域ケアサポートセンター、教育研修センター、講堂などからなり、今回竣工を迎えた本館は、精神科病棟(211床)、外来リハビリテーション、精神科外来、各種デイケア、人間ドック、手術室、医局、事務管理部門などが入っています。
新館の特徴は、沖縄の風土を踏まえた設計を念頭に日差しの強い南面にルーバーを設置し、外から観た方が躍動感を感じるようなデザインを施しています。また、海が見渡せる最上階には天井の高いリハビリテーション室を設置するとともに、職員の憩いの場となるラウンジやスカイテラスを設置しました。また本館は、セキュリティ対策の強化を図るとともに、水廻りの改修を極力抑え予算にも配慮した設計としています。なお、新館は、本館との統一感を出すために、白とグレーを基調とした外観としました。
今後も、この新たな沖縄リハビリテーションセンター病院は、医療・福祉・地域が有機的に繋がる拠点として、ますますその機能を発揮し健康で元気なまちづくりに貢献していくことを目指しており、当社も引き続き開院後の運営期間においてもご支援、ご協力させていただきたいと考えています。