高橋病院(北海道函館市)が新築移転し開院

社会医療法人 高橋病院様の新たな病院が同じ函館市内に新築移転し、2024年10月1日、開院しました。

高橋病院全景

高橋病院新築移転

新病院は、RC(鉄筋コンクリート)造4階建て、延床面積約10,600㎡で、病院ベッド数119床、1階には受付、外来、検査部門の他、地元市民の交流の場となるコミュニティスペースが入り、2階にはリハビリテーション病棟(80床)とリハビリテーション室、3回には地域包括ケア病棟(39床)と介護医療院(60床)、4階には、職員ラウンジや管理部門が入ります。この中で当社は、多くの地元企業様のご協力の下、設計・監理業務を担いました。

高橋病院様は、開院してから130年を迎え、「暮らしを支え未来に貢献する」をコンセプトに、リハビリテーションを中心として地域医療を支えてこられました。旧病院の老朽化、耐震問題などから数年前から移転候補地を探し始め、やっと場所も環境も申し分のない土地が時任町で見つかったことから、本移転が実現しました。

外観上の特徴である2階、3階のでっぱりはクラスター型構造となっており、院内で感染が発生した際に、その部分を閉鎖することにより、他のエリアへの感染を防ぐ効果が期待されます。新病院の目玉の一つである1階の道路面に設置されたガラス張りのコミュニティスペースは、市民の方に開放するとともに、入院患者と家族の交流を促進するためにも利用されます。また、2階の広く開放的なリハビリテーション室は、南と北に配置された2つリハビリテーション病棟の中央に配置され、セラピストに加え、医師、看護師、ソーシャルワーカーなどが集いやすく、効率的な設計となっています。

本施設が、地域住民のみなさまにより満足のできる医療、福祉を提供していく中核拠点となっていくことをご祈念いたします。

1F受付待合 1F コミュニティスペース
2Fスタッフステーション 2F リハビリテーション室
2F1床室 2F 4床室
3F 食堂ラウンジ 4F 職員ラウンジ(24時間開放)